風情のある和室

住宅の洋風化が進み、住宅に和室が一室も設けられていないという家も珍しいことではありません。和室を設ける場合も、以前のように玄関近くに独立型の和室を設け、客間として利用するのではなく、一体感のあるLDKに隣接する形で設けられる和室が多いです。客間として利用するのではなく、リビングの延長として多目的に使用できる便利な和室として利用させる家庭がほとんどです。洋風LDKとの調和のとれたモダンな和室が設けられ、昔ながらも風情を感じる和室は数を少なくしています。現代にも馴染みやすく、でも和室の風情も感じられるようにしたいものです。

そこで我が家は、リビングとの一体感も大事にしながらも空間のメリハリを出すために隣接して設けた和室には高さを設け小上がりにしました。これなら建具で区切らなくても床に高低差があることで空間に立体感が生まれ、空間のメリハリが得られます。そしてこの高さを活かして、和室の中央部分を掘り込み冬は掘りコタツとして利用できるようにしました。ここでお鍋を囲み食事をすることもありますし、足腰が弱ってきている両親も足をゆったりと伸ばしながら過ごし慣れた和の空間で休憩することができるので喜んでいます。

住宅にもバリアフリー化が求められている中、和室に高さを設けることで時代に反しているのでは…とも思ったのですが、むしろこの高さが高齢になりつつある両親にとって過ごしやすく、体に負担がかかりにくい空間となっているのです。高さがあることでゆったりと休んでもスムーズに立ち上がりやすく体に負担がかからないのです。和室を設ける際には、利用方法を配慮して間取りや空間造りを行いましょう。

室内干し

住宅に欠かせないものの一つとして室内干しが挙げられます。洗濯は毎日行う家事の一つであるだけに雨や雪などの悪天候時にも行います。時期によっては花粉が多く飛散したり、大気汚染が多く飛来することもあります。共働きの世帯では、夜洗濯物を行うという家庭も多いですし、外出して帰宅が遅くなる時もあります。このような時に洗濯物干し場に困らないように室内干しを設けておくのです。

この室内干しがないと洗濯物干しに困り、毎日の家事を円滑に行えないのです。この室内干しを設ける際には、洗濯機を設置している洗面室からの動線と、屋外用の洗濯物干場からの動線と二つの動線に配慮しましょう。この室内干しを洗面室の天井に設けている家庭が多いです。ここなら洗う→干すという作業が移動することなく行えるため家事の効率が高まるだけでなく、重たい洗濯物を抱えて移動するという手間もないのです。

屋外用の洗濯物干場からの動線に配慮しておくことで、急な雨の時や洗濯物を取り込むがすぐにたたまないという時に便利です。屋外用の洗濯物干場から室内干しへと洗濯物をスムーズに移動させることができ、掛けて一時置きできることで洗濯物がシワにならずに済むのです。家庭によっては二階ホールや二階の廊下部分のデッドスペースを利用して室内干しを設けておくという家庭も多いです。室内干しは雨の時しか利用せず、利用頻度が低いという家庭であれば二階のデッドスペースを有効活用させるのはいいと思います。家造りを行う際には、室内干しまでしっかりと目を向け、毎日の家事をよりスムーズに行えるようにしておきましょう。

回遊型和室

我が家の和室は動線を重視しました。まずは、一体感のあるLDKからの動線です。普段は建具で仕切らずリビングの延長として和室を普段使いしやすく、より多目的に利用できるスペースとして活躍しています。

和室にまで視線が繋がることでリビングにより広さをプラスしてくれていますし、子どもが遊んだり、昼寝をしていてもキッチンで家事をしながら子ども達の様子にまで目が行き届きやすく家事と育児の両立がしやすいのです。リビングからの動線に加え、玄関からの動線も確保しました。時に、生活感で溢れるリビングを見られたくないお客様が来ることもあります。このような場合、和室を客間として利用させるのです。リビングとの境の建具を閉め切って、玄関から直接この和室へと案内することができます。この動線を得たことで客間としても利用できるため、お客様に関係のない家族は通常通りリビングでくつろぐこともできるのです。

そして、リビングの先にはサンルールを設けています。このサンルームからも和室への動線を確保したのです。サンルームには洗濯物干し場を設けており、乾いた洗濯物をサッとこの和室へと取り込み、和室で洗濯物をたたんだり、アイロンがけを行っています。この和室には家族の衣類を整理するファミリークローゼットを設けています。たたんだり、アイロンがけをした洗濯物をその場でサッとしまうこともできるため家事の効率が高められているのです。帰宅して直接和室へと入り、上着を片付け部屋着に着替えることもあり、畳だと着替えやすく大人から子どもまで利用しやすいのです。和室の動線のスムーズさが暮らしの幅や家事の効率を高めてくれています。

あたたかな浴室にしよう

寒い冬時期は入浴がつい面倒と感じてしまいがちです。そこで冬でもポカポカあたたかい浴室が広がることで、快適なバスタイムを送ることができるのです。また、高齢者にとっては、冬はヒートショックへの対策も必要です。昔から年寄に一番風呂は良くないと言われています。暖かいところから寒いところに入ると、急に血圧が高くなり、ショック症状を起こすのがヒートショックです。このヒートショックで年間17000人の人が亡くなっていると言われています。浴室での高齢者の事故を防ぐためには、浴室を寒くしないことが大切なのです。

冬の一番風呂でも暖かな浴室にするには、天井に浴室換気暖房乾燥機を設けて、この予備暖房機能を利用します。入浴前にスイッチを入れておけば一番風呂でもポカポカな空間が広がりヒートショック対策としても有効なのです。また、浴槽の保温力も大事です。家族が多い家庭では、全員が入浴を会えるまでに浴槽のお湯が冷めてしまうということもあったと思います。今は、床下の冷たい空気を遮断するとともに、浴槽全体を断熱材で覆い、お湯の温度が下がりにくくなっています。断熱材が入ったフタも併せて利用することで、お湯が冷めにくく、家族みんなが温かいまま入浴できるのです。

浴室全体を断熱しておくとよりいいと思います。断熱材を壁、天井、床と全体に張り巡らせることで魔法瓶のように熱の出入りを防ぎます。特に熱の逃げやすい窓の部分には特殊なガラスを採用して暖かさを逃さないようにするのです。あたたかな浴室は、冬でも快適なバスタイムを送れるのです。

カラーボックスのベンチ

カラーボックスを使って収納付きベンチを作ります。初めてでも簡単に作れます。
材料  カラーボックス(幅41.5cm 奥行29cm 高さ88cm) 
1×4材 90.5cm 5枚   4mm厚の板 39cm×84cm 1枚 
1cm角材 39cm 2枚   木工用接着剤   ヤスリ   塗装剤

作りかた
1. 天板を作る・・・木工用接着剤を、1×4材の板と板のつなぎ目につけ、材料同士を力を入れて、5枚貼り合わせます。
2. 裏板をつける・・・5枚並べた1×4材に4mm厚の板を接着します。接着面全体に薄く接着剤を付けますが、ヘラか木片など薄くのばせる道具があると便利です。
3. 角材をつける・・・天板に、カラーボックスの底板の内側に入るように角材を接着し、天板がずれるのを防ぎます。
4. 重たいものを乗せ、半日くらいそのまま置いて、しっかり接着します。はみ出した接着剤は、乾く前にふき取っておきましょう。
5. ヤスリをかける・・・木材の角を削って、ヤスリをかけます。角は120番くらい、表面は240番くらいまでヤスリがけします。
6. 塗装する・・・木材の保護のため塗装します。素地の雰囲気を残しておきたいならクリア(透明)を使います。
7. 塗装が乾いたらカラーボックスに乗せるだけで完成です。
分割してふたを軽くしたり、丁番をつけてあけられるようにしたりなど、アレンジもできます。

座面にクッション性がある物を入れると、ふわふわのベンチが出来ます。
スポンジ、ウレタンフォーム、使わなくなったクッションや毛布、エアキャップ、クッションタイルなどを乗せて、お好みの布で包みます。

漆喰

我が家の新居は、水廻りスペース以外全て壁を漆喰にしました。壁を選ぶ際、耐久性や不燃性などの機能性も大事なのですが、ついインテリア性を重視してしまいがちです。見た目のデザイン性が重視されるだけに多くの家庭でビニールクロスが用いられています。石こうボードや合板といった下地材の普及に合わせてビニールクロスや塗装といった、手軽に張り替えられたり、塗り替えられる壁材が使われることがほとんどなのです。

しかし、合板や壁紙に使われる化学物質を引き起こすシックハウス症候群が問題となり、最近では土や石などの自然素材を使った塗り壁が最近では人気を高めています。この塗り壁の代表的なものが石灰を主原料とする漆喰なのです。漆喰は耐火性に優れています。それだけでなく調湿機能に優れています。漆喰壁は呼吸する壁とも言われており、室内の湿度が高い時は空気中の水分を吸収し、逆に乾燥して湿度が低い時は水分を放出してくれます。一年を通して室内を快適な湿度へと導いてくれるのです。梅雨時期など外はじめじめしていても、室内へ一歩足を踏み入れるとカラッと心地よい空間が広がるのです。

漆喰壁は、カビや細菌の発生を抑える効果もあります。気密性の高い最近の住宅に起こりがちな結露の発生を抑える効果も期待できるのです。また、人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドを吸着分解する機能もあるので、住む人の健康をしっかりと守ってくれるのです。デザイン性にばかり注目しがちですが、機能性にもしっかり目を向けるようにしましょう。

空間造り

家造りを行うほとんどの人が、限られた予算内でできるだけ広い家を建てたいと希望することと思います。しかし、予算を抑えるためには建物をコンパクトにするのが一番早い方法です。収納スペースをもっと確保したい!書斎やミセスコーナなど個人の時間をゆったりと過ごせるスペースが欲しい!と希望する人も多いだけに空間造りに頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか。

コンパクトな住宅であっても工夫次第で広さを確保しながら、憧れのスペースを設けたり、ゆったりと暮らせる住まいを手に入れることができるのです。建物はできるだけコンパクトにして中を広く見せる工夫をするのです。

例えば、最近では廊下がデッドスペースと考えられるようになっています。廊下をできるだけ設けないような間取りが人気なのです。和室を設ける場合も一体感のあるLDKと一体化した和室を設け、廊下を設けないようにするのです。建具を設けていても普段は開けっぱなしにしておけば和室まで広がる広々空間が広がり、開放感が得られるだけでなく、いろいろな用途で和室が利用しやすくもなるのです。

また、視線を遮ってしまう壁をできるだけ設けず、視線が奥に繋がるようにします。視線が繋がることで広さや開放感が得られるだけでなく、明るさの確保、風通しの良さを高めることにも繋がるのです。しかし、全く壁がなくなってしまうのも空間のメリハリが損なわれてしまうので、視線を抜けさせつつも間仕切りのとなってくれるような壁を上手に取り入れるようにしましょう。

そして、今まではただの通路としてしか考えられていなかった二階ホール部分を利用し、書斎スペースを設けて個人の時間を満喫できるスペースとして利用させたり、一階と二階を繋ぐ階段途中に中二階スペースを設けて多目的に使用できるスペースを設けてみるのもいいでしょう。

捨てられない物を入れる箱

物が多くて困ったら、新年度や新学期などの節目に、持ち物を減量しましょう。物を減らす第一歩は、持ち物すべてを要る物、要らない物に分けることです。ところがどちらか迷う物が必ず出てきます。その時は、3秒で要らない方へ分類します。

それでも決断できなかった物だけを入れる箱を作ります。この箱は物別に1箱だけ用意し、開けないと決めます。捨てるときには罪悪感、喪失感がありますが、処分することによって、次に買う際の教訓を学び、衝動買い、安物買いをしなくなるための勉強と思って前向きに捉えましょう。

★洋服・靴・バッグ・アクセサリーなど身に付ける物・・・今の自分のライフスタイルを最も反映しやすい物です。ステップアップのために潔く処分しましょう。

★布団・寝具・クッションなどかさばる物・・・布団の寿命は綿で5年、羽毛で10年が目安ですが、使う機会がないなら、それが寿命です。シーツ類は切り刻んで使い捨ての雑巾にして処分します。

★本・雑誌・・・読み返す事がない物です。新品同様ならマーケットプレイス出品か買い取りサービスを利用します。

★CD・DVD・ビデオ・・・好きなものなら迷うことはないでしょう。新品同様ならマーケットプレイス出品か買い取りサービスを利用します。

★食器・・・頂いたけれど使っていない、箱に入ったまま新品同様なら、フリーマーケットやバザーに出品し、その他は処分します。

★思い出の品・・・おもちゃ・ホビー系ならマーケットプレイス出品します。

処分してしまった後に、少し罪悪感と寂しさが残るかも知れません。でも翌朝にはフレッシュな気分が心を満たしてくれるでしょう。

大切な家事動線

最近では家造りの際に女性目線が非常に重視されています。男性に比べて女性の方が住宅で過ごす時間が長い家庭が多く、家事を中心的に行うのが女性であるからです。家事においては365日休みがなく、自分が歳をとって高齢になった時でも続けなくてはいけないものであるだけに、家事を効率よく行え、家事への不満の少ない家と言うのを求める女性は多いのです。間取りを決める際には、この大切な家事動線に注目してみるといいのです。

例えば、玄関から廊下を抜け、一体感のあるLDKのリビングを横切りキッチンへ向かいます。そのキッチンから廊下へも抜けれるようにしてぐるりと一周できる回遊型動線にします。このように回遊型動線にすることで行き止まりがなく、スムーズに住宅内を移動できるため暮らしやすさに繋がりますし、どこにいてもキッチンまでサッと行くことができ、家事をしている際にリビングに出入りする人の動線とぶつからないため家事をスムーズに行えるのです。

キッチンの後ろに建具を一枚挟み洗面室を設置しておけば、4、5歩でキッチンと洗面室を行き来でき、扉を一枚開け閉めするだけのワンアクションで済むため移動のしやすさも増します。家事を行う上でキッチンと洗面室は頻回に行き来を行うだけに、移動のしやすさはとても重要なのです。廊下からも洗面室へ入れるように動線を確保しておきます。これなら帰宅して廊下を抜けて洗面室で手洗いをして、リビングへ行くことができ無駄な動きが一切ないのです。

そして、キッチンは外への繋がりにも目を向けておくといいでしょう。キッチンに勝手口を設け、その勝手口とカーポートの動線に配慮しておきます。これなら買い物からの帰宅時、わざわざ家を歩き回って荷物を入れる手間を省け、勝手口からサッと荷物を搬入できるのです。また、ゴミ箱を勝手口部分に並べておけば、キッチンで出たごみをサッと捨てることができ、室内にゴミ箱を設置する必要もないため衛生的なのです。家事動線に注目し、家事のしやすさを高め、家族みんなにとっても暮らしやすい住まいを目指しましょう。

ペットと暮らす家

私の周りには小型犬を室内で飼っている友人が多くいます。ペットと言えども家族の一員のように大事にしています。ペットと人が共に暮らしやすい住まいを目指して家造りを行った友人も増えています。ペットも大事な家族の一人であるためペットと人が共に快適に暮らせる家が求められるのです。

人にも自分の居場所があるように、ペットにとっても居場所を設けてあげるのです。寂しくないようにLDKの一角を利用して設けておきます。前にはゲートを設けておけば来客時にもしっかりと対応できます。ペットスペースの上部にはペットが使用するトイレシーツや餌などを収納しておける収納スペースを設けておくといいのです。玄関にはリードやお散歩バックをかけられる収納スペースを設けておくと散歩へ行く時や帰ってきた時スムーズに玄関の出入りができます。

加えて、玄関の脇には足洗い場を設けておきます。散歩から帰ってきたらここで足をサッと洗い室内へ入ることができるのです。犬と暮らす際に欠かせないのが、汚れや臭い、ノミを防ぐためのシャンプーです。これが意外と面倒と感じるのです。面倒と感じずに済むようにペット対応の洗面化粧台を設けておくといいでしょう。

シンクには専用のマットを敷くことで犬の足が滑りにくく、腰をかがめることなく楽な姿勢でシャンプーを行えるのです。ペットにとってもシャンプーをする人にも嬉しいことづくめです。洗面室の壁は耐水性のある水廻り用パネルを使用すればサッと水拭きできお手入れが楽なのです。ペットも人も共に快適に暮らせる家造りがこれから益々求められそうですね。